亜鉛めっき
鉄面を亜鉛で被覆し、電気的な防食を行なう方法。素材浸漬・溶射・電気めっきの方法がある。
亜麻仁油
アマの種子から得られる乾性油。リノレン酸・リノール酸・オレイン酸などの不飽和脂肪酸を主成分として含む混合グリセリド。塗料・リノリウム・印刷インク・油布・軟石鹸(なんせつけん)などの原料とする。
悪臭防止法
規制地域内の工事や事業所の生産活動に伴って発生する悪臭について、必要な規制をする事で生活環境を守り、住民の健康を保護する事を目的とする。
移動足場
移動できる足場(ローリングタワー)。
引っ張り試験
素地の強度や塗膜の付着強度を測定する方法。
隠蔽力
塗料を塗装したとき、素地の色が見えなくさせる性能。→かぶり。
雨押え
部材の境目に取り付けられたトタン。
雨仕舞
建物で雨水の浸入を防止し、雨水を始末すること。
雨樋
屋根の雨水を流す樋(→竪樋)。
雨漏り
雨水が建物に浸入すること。
縁切り
屋根材の重なり部分にたまった塗料を、皮すきなどで取り除くこと。放置しておくと雨水が逃げ場を失い、漏水の原因になる可能性がある。
艶
クリアー塗料を艶ありとして、完全に艶のない状態を全艶消し。
艶むら
塗装後の塗膜が部分的に光沢が異なり、ムラになる現象。艶あり塗料では部分的な艶びけが起こること。艶消し塗料では厚塗り部に光沢が出ること。膜厚や素地の吸い込みが関係する。
艶引け
光沢のある塗料が光沢の無い状態になること(ブラッシング、使用シンナーの誤り、異種塗料の混入などが原因)。
艶消し
塗膜の艶を、スチールウールなどで消す事や、塗料の中に艶消し剤を入れて、艶が出ないようにした塗料。
塩化ゴム系塗料
塩化ゴムを基体樹脂とした塗料。耐水性・耐塩水性・耐薬品性に優れる。
塩化ビニル樹脂塗料
塩化ビニル樹脂を基体樹脂とした塗料。耐水性・耐薬品性に優れる。
汚染
表面の汚れ=外壁では、かび・こけ・塵埃などが原因物質。
凹凸模様
塗料で意識的に凹凸をつけて、豪華さや壮重さを出す。
押さえ金具
防水用のシートなどの端末を止める金具。
押さえ工法
屋上防水で、アスファルト防水の上に歩行用を目的に、モルタルをある厚さに塗り重ねる工法。
黄変
塗膜が黄色に変色すること。
屋外階段
避難用に建物の外部に設置した階段。
下地
既存塗膜があり,素材そのものが露出していない状態を下地という。素地や下地の状態が塗装の仕上りに悪影響を与えないために行う作業を素地調整(そじちょうせい)・下地調整(したじちょうせい)といい,具体的には,ケレンなど問題部分を除去する行為と,パテ付けなど問題部分を隠すために何かを付加する行為がある。
下地処理
素地の補修などの塗装できるようにする作業。
下地調整
含水率、不陸、汚れ、不純物などの不具合を施工に適した状態になるよう、平滑にしたり、アルカリを止めるなど、適正に処理すること。
下地調整材
素地の凹凸などを調整する塗材。
下地塗料
素地との密着をよくし、塗装面を平滑にする為に上塗りを施す前に塗装する塗料。プライマー・サフェーサー・パテ等が下地塗料に含まれる。
下地補修
施工するに当たり、素地面の補修工事で、凹凸や亀裂、欠損、目違い、パテまたはモルタル等で埋めたりする作業。
下塗り
上塗り材との密着性を高め、コンリート下地の悪影響を低減されるために施す塗装。
化学物質過敏症
特定の化学物質に接するだけで起きる過敏症のことを言い、その症状は自律神経失調症、睡眠障害、皮膚炎など。特定の化学物質はホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなど。
化粧合板
表面に着色、印刷、塗装を施した合板。
化粧胴差
1階と2階の中間に取り付けられた帯状の板。「幕板(まくいた)」ともよばれる。
化粧目地
目地部の外観を良くするために目地部を丁寧に充填すること。通常はクラックなどの部分に目地を設ける(誘発目地)が、デザイン状の観点から、クラックが発生しない部分にも設ける目地。
仮囲い
工事の敷地の周辺に盗難・危険防止・安全のために設ける囲い。
可使時間
モルタル、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂など、反応硬化型の材料で二液を混合してから使用可能な時間の長さのこと。
可塑剤
プラスチック(ポリ塩化ビニル等)の材料に柔軟性を与えたり、加工しやすくなる為の添加剤。ビニル製壁紙や合成樹脂系の床シートなどに利用される。
可撓性
外力によってたわむ性質。
架設工事
仮囲い・仮事務所・足場などの工事のための一次的工事。
架設足場
工事用の一次的な通路・作業場・機材置場など。
架台
設備を支える構造物=高架水槽架台。
界面破断
多層を重ねたものの強度試験を行なった場合、それらの強度の最も弱い界面で剥離すること。→擬集破壊。
開口部
ドアや窓等,壁面で外壁材でない部分。外壁塗装の見積書の場合,開口部を差し引いた外壁面積が算出され記載されるのが普通。
開放廊下
外部に面した壁、窓が無い廊下。
外構
建物の外周部=外構工事。
隔て板
集合住宅のバルコニーで各戸の間を仕切る板。
額縁
壁面を塗装する場合、周囲を先行塗りし、中央部を塗装するが、この時周囲と中央部の色が異なり額縁状に見えることがある。=額縁が出ている。
笠木
塀や手摺りパラペットなどの頂部をおおっているコンクリート。 モルタル製、材木製、金属製、石製などの笠状の部分。
寒冷紗
コンクリート下地や各種ボードを塗装仕上げにする場合に,ひび割れを防ぐために下地に張るガーゼ状のものを寒冷紗とよぶ。絹,ナイロン,ガラス繊維,カーボン繊維などさまざまな素材のものがあり,幅が5cm程度のものを継ぎ目に沿って張るだけの場合と全面に張り付ける場合がある。なお,寒冷紗を張れば割れないと考えるのは大きな間違いで,下地が動けば塗装面も必ず割れる。たとえば内部壁面の石膏ボードによる塗装仕上の場合,必ずビス止めすることと継ぎ目をずらしてボードを2重に張ることが望ましい。
環境ホルモン
正式名称は、外因性内分泌かく乱化学物質。人為的な原因で環境中に排出され、人体内に入るホルモンの働きをかく乱して、がんや生殖機能障害をもたらす。
間仕切壁
室内の部屋の仕切壁で、耐力構造壁でないもの。
丸太足場
加工しない材木を組合わせて架設される足場。
含水率
材料に含まれる水分の比率。含湿率ともいう
顔料
水や溶剤に溶けない固体粉末で、無機顔料と有機顔料とがある。塗料、絵具、プラスチック等の色付けに用いられる。
基礎
上部構造物の荷重を地盤に伝える部分=独立基礎、複合基礎、布基礎、べた基礎
寄せ棟
方形屋根で四方に勾配を持つもの。
希釈剤
シンナーおよび上水(塗料を薄め、塗装しやすくするために用いる)。
希釈率
シンナーまたは水を加えて塗料を薄める割合のこと。塗料のカタログでは,%による表示,または,1缶に対する希釈材の量が記載されている。薄めずにそのまま塗る塗料もあるが,多くの塗料は適度に薄めて塗るように作られており,薄め過ぎも濃過ぎも仕上りに悪影響が及ぶ。職人の間では,塗料をネタ,粘度をコミとよび,粘度が高い場合は「ネタのコミがいい」と表現する。逆に,粘度が低い場合は「ネタがシャブイ」と表現する。
脚立足場
部分的な工事に用いる。
逆プライマー
「バリアプライマー」「ブリードオフプライマー」等ともいう。シーリング材には塗料を変質させる成分を含むものがあり,シーリング材の上に塗装した場合にその成分が塗装表面に移行し黒ずみやべたつきなどのトラブル(ブリード)を生じることがある。このブリードを防ぐための下塗材のこと。シーリング材の上に塗装することがわかっている場合にはあらかじめブリードを生じないタイプのシーリング材を使用されたい。
給水槽(=受水槽)
ビル・マンションなどの建物で、水道局が供給する水を初めに受ける水槽。水を貯める容器。
旧塗膜
再塗装工事の際,既存の塗膜を「旧塗膜」とよぶ。まだ十分な密着を保っている場合を「活膜」(かつまく),そうでない場合を「死膜」(しまく)という。死膜は除去するが活膜は残すのが通常の塗替えである。
凝集破断
外力によって塗膜が層内から破壊すること。
巾木
壁の一番下の床につく部分に取付ける横木(ビニール製もある)のこと。壁面底部の損傷を防ぐ。
筋かい
建築物の軸組に、耐震・耐風などの必要上、対角線に挿入する建材。
金コテ仕上げ
鉄やステンレスで作られたコテ(鏝)で、表面を平らに仕上げること。
矩計図
梁と柱を示した図面。
躯体
建築物の構造体部分をいう。設備や仕上げ材等をとりはらった部分のこと。
型わく
コンクリート打込み時、所定の形に成型するため、木材や金属で組立てる仮設の枠組みのこと。
軽量コンクリート
高層建築物などの高層部に用いるコンクリート。軽量骨材を用いたり、発泡させた物。
軽量骨材
コンクリートの軽量化、リシンの作業性向上に用いられる軽石等の骨材。
欠損
コンクリート、モルタルなどが何らかの原因で欠けている状態。
欠落
欠損。
結露
空気中の水分が表面に凝結付着して露を結ぶこと。
結露現象
冬期、暖房を切った後などに、建物内壁に起こる現象で、その位置の湿り空気が露点以下になった時に空気中の水蒸気は液体となる。
建具
ドアー・戸・障子・サッシ等の開口部に設置されるもの。
建端(たっぱ)
軒またはパラペットなどの頂部の高さ、転じて一般に高さの意味の現場用語。
建築基準法
安全等の目的で建築物の最低基準を定めた法律。
建物診断
建物の維持保全のために、その建築物の全体または一部分に関して、現状を定性的・定量的に調査して、その劣化程度を評価・診断して、将来の影響を予測し、より必要な対策を立案すること。
犬走り
塀の外側の溝との間の平らな部分、またはこのような塀の下の部分。
研ぎだし
石材や人造石を平滑に研磨すること。
見えがかり
建築物の表面に見える部分。⇒見えがくれ。
見えがくれ
建築部材で、隠れていて見えない所。⇒見えがかり
見切り
塗り分け線のこと。
見切縁
壁の隅など仕上げ材料が変わるところに入れる細い材のこと。
見付け
庇等の正面の垂直な部分。
軒
屋根の先端。
軒裏
外壁よりも外側に出ている屋根や庇の裏側,天井面。「上裏(あげうら)」「軒天(のきてん)」「軒天井(のきてんじょう)」ともよばれる。
現場代理人
施工請負者の代理人のこと。施工者として施工の事項について責任を負う者。
固形分
塗膜が乾燥して後に残る成分。
戸袋
雨戸を収納する部分。
碁盤目試験
塗膜の接着力試験方法の一つ。と膜にタテ・ヨコ・2mm間隔にカッターを入れ、セロテープで引きはがし、接着程度を測定する。
光沢
塗膜の光沢とは光を正反射する程度を表したもの。
光明丹
鉛丹−オレンジ色の顔料、あるいはそれを用いた塗料。
工程
全工事から割り出した部位別作業計画のこと。
工程内間隔時間
同じ塗料を重ねて塗付する場合に置くべき間のこと。(例:上塗の1回目と2回目の間隔時間)なお,塗料のパンフレットに記載されている工程内間隔時間,工程間間隔時間,指触乾燥,最終養生の時間は,気温20度,湿度65%を基準にしており,温度が低い場合や湿度が高い場合には より長く時間を置く必要がある。
構造クラック
コンクリート構造部材の内部までひび割れが進行、到達して構造上大きな欠陥を招くひび割れのこと。
硬化
塗料では塗膜が乾燥して硬くなる事。
硬化剤
樹脂を硬化させる為の材料。二液型のエポキシ樹脂塗料・ポリウレタン塗料は、主剤と硬化剤に 分かれているが、硬化剤は主剤の成分と反応して硬化させる。
硬化促進剤
主材と硬化剤の反応を早くするもの。
鋼製単管足場
パイプで組み立てた足場。
高圧水洗
水に圧力(4.9〜19.6MPa 50〜200㎏f/㎠)をかけ、近距離から壁面に吹き付け、表面を清掃ケレンする方法。超高圧水洗もある(147MPa 1500㎏f/㎠)。
高圧水洗機
水や温水を電動ポンプで圧送、オリフィス(ノズル)から噴射することによって洗浄をする機械で、広く産業界で使用されている。塗り替え塗装の下地調整において、劣化膜の軽度のケレンや付着汚れの洗浄に応用されている。注意しなければらないのは、噴射粋の圧力は吹き付け距離が長い場合や壁面への当て方でかなり損なわれるということ、また十分な劣化膜の除去といった本格的なケレンは期待できないことである。
高圧洗浄
塗装に着手する前に、塗装下地面に付着しているカビや汚れなどを水の強力な洗浄機で除去する作業のこと。
高架水槽
集合住宅で各戸に給水するため建物の上部に一時的に貯水するための水槽(FRP製・ステンレス製・銅製など)。
高分子材料
分子量約1万以上の化合物の総称。セルロース、たんぱく質、弾性ゴムなどの天然部室のほか、合成ゴム、合成樹脂、合成繊維などがある。
合成樹脂
石油や石炭等を原料にして、人工的に合成した樹脂類のこと。
合成樹脂エマルション
酢酸ビニル・アクリルなどのモノマーを、水中で乳化重合させたもの。主に建築用水性塗料に用いられる。
合成樹脂調合ペイント
油性の調合ペイントと区別するため合成樹脂の名を付ける。塗膜性も優れ、調合ペイントよりも乾燥が速い。
合成樹脂調合塗料
長油性フタル酸樹脂ワニスを顔料と合わせ作られ、酸化重合による自然乾燥性の塗料。
腰壁
床から高さが約1.2mの腰の部分にあたる壁のこと。
骨材
モルタル、コンクリートの成分となる砂、砂利などの総称。
根太
床板を受ける横木。
左官
水で練った材料を壁・天井にこて塗りする作業。
左官刷毛
左官工事に用いる腰の硬い刷毛。
砂骨ローラー
ポリウレタン樹脂発砲体を円筒状にして芯筒に接着、回転軸を持ったハンドルを装着し、発砲体に塗料、塗材を含ませ、被膜面を転がす。この場合、発砲体にある薄膜を処理して骨だけの構造にすれば、多量の塗材が含まれ、厚膜の細かいラウンドのある塗付膜が形成されることになる。したがって、厚膜塗装仕上げに使用される。
砂付きルーフィング
原紙にアスファルトを含浸させ表面に着色砂を付着した屋根材。
最終養生
粘着テープによるマスキングを行っても問題ない程度に塗料の乾燥が進むまでの時間を指す。
妻壁
建物の側面のこと。
彩度
色の鮮やかさ。
砕石
石を砕いた粗骨材。
刷毛塗り
ハケで塗料を塗るという,いたってシンプルな塗装方法ではあるが,使用する塗料の種類や塗装する対象物によって,様々なサイズ,材質のものがある。刷毛を動かした跡を「刷毛目(はけめ)」とよび,これを極力目立たなくさせる,あるいはきれいに揃えて仕上げるには熟練を要する。
刷毛目
刷毛の跡が凸凹の線状に残ること。
錆
金属面が水分、酸素と結びついて発生する。
錆止め塗料
文字通り錆の進行を止める塗料。
散り(ちり)
本来は、柱と壁のすきまのこと。転じて、壁の隅部のこと。
仕様書
工事内容の詳細な指示書のこと。材料の品質や性能、施工方法、部品やメーカー等の指定や、その保証の内容や検査方法などの記載をしたもの。
指触乾燥
塗膜の乾燥状態を指し、指で塗膜表面を軽く触っても塗料が指に付着しない程度に乾燥していること。
紫外線
太陽光線の内、波長が短くエネルギーの強い光。
磁器タイル
外装用のタイル。
湿度
空気に含まれる水分の度合い。=相対湿度、絶対湿度。
弱溶剤形塗料
ミネラルスピリット等を使用した塗料。
主剤 (=基剤)
2液タイプの塗料で、主体(基本)となるもの。⇒硬化剤
取合い
構造物などの接合部のこと。
受水槽(=給水槽)
ビル・マンションなどの建物で、水道局が供給する水を初めに受ける水槽。水を貯める容器。
樹脂モルタル
俗称であって業界分野ごとに若干意味が異なるが、要はセメントモルタルと合成樹脂を組み合わせ、強化した複合モルタルをさす。防水系でエポキシ樹脂を組み合わせたもの、止水系でのエポキシ樹脂分の多いもの、左官系の合成樹脂エマルション(アクリル、エチレン酢ビ、SBRなど)入りセメントモルタル、同義語で高分子モルタル、下地調整用セメントモルタル(JASS15左官工事)などがある。この薄付け下地調整材(JIS A 6916セメント系下地調整塗材)がセメントフィラーである。
収縮
縮まろうとすること、性質。
収縮クラック
物体の収縮に伴い発生する割れ。
拾いパテ
部分的にパテ処理を行なうこと。
蹴込み
階段の奥の垂直の部分。
蹴込板
階段の正面の垂直面。
充填
すきまに物を詰めること。
柔構造
応力を受けたときに変形の起きやすい構造。
熟成時間
2液形塗料のなかには,混合した後,一定の時間を置いてから使用するように規定されているものがあり,その時間を「熟成時間」とよぶ。
出隅
2つの面が作る角(入り隅)。
竣工図
施工過程での変更などを最終的に修正した設計図。
除錆
さび落とし。
小庇
雨避け用の片流れの小屋根で最上階以外の部分。
小梁
大梁によって支えられる梁。
焼付け塗装
170〜300℃の温度に加熱して硬化させる塗装方法。
上げ裏
軒先の天井部分のように、上方にもうけられた下から見える箇所のこと。軒裏のこと。庇の上げ裏は庇裏といい、階段の上げ裏は段裏ともいう。
上塗り
中塗りの上に塗装する最後の仕上げ塗り。この塗装が仕上がりの美観や耐久性を大きく左右する。
常温硬化
常温で反応硬化すること。→焼付け塗装。
色ムラ
塗料を塗装したとき、その表面に色のことなる部分ができる現象。
色彩計画
室内や環境との調和をとるために塗装の色を検討すること。
色相
色合い。
触診
塗膜を触って官能評価すること。→チョーキングなど。
伸縮目地
屋上やバルコニーなど、気温の変化によるコンクリートや防水層の伸縮に起因した亀裂を防ぐため、一定の間隔でとった目地。
浸透性厚膜エポキシ塗料
錆面深く浸透し、錆を押さえこむ塗料。厚膜塗料も独特の技術が確立されている。
浸透性撥水性
素地に含浸して、撥水性を付与する塗料。
親水性
水となじみやすい性質のこと。
酢酸ビニル樹脂塗料
水性と溶剤形があるが、水性形が一般的。内壁の艶消タイプのエマルション塗料が多い。
吹付けタイル
JIS規格の「複層仕上げ塗材」の代表的な仕上げ。リシン,スタッコが下塗り後,単一の塗料を吹き付けることにより模様付けを行って仕上げるのに対し,吹付けタイルは下塗り後,厚みと模様を加えるため主材(中塗り)の吹付けを口径が4~8mmの吹付け器具「タイルガン」または「万能ガン」で2工程行い,その上に上塗りを2回塗って仕上げる。下塗りを別として,異種塗料2層の構成となるので「複層仕上」といわれる。吹付けタイルの主材には大別すると,“標準的なもの”と“結合が強固なエポキシタイル”と“弾力性のある弾性タイル”の3種類
吹付け塗装
塗料を霧状,あるいは粒状に飛ばして付着させる塗装方法。使用する塗装器具を大別すると,空気圧で塗料を吹き飛ばす「エアスプレー」と,塗料そのものを加圧して吹き飛ばす「エアレススプレー」に分けられる。いずれの場合も,先端工具は「ガン」とよぶ。
水研ぎ
水をつけながら、サンドペーパー等をかけること。水でペーパーの目詰まりを防ぐ。
水勾配
雨水などが建物に浸入しない様に外側に向かって付けた勾配。
水性塗料
エマルション塗料。
水切り
窓の下や基礎と外壁の境目にあるトタンの部分。後者は「土台水切(どだいみずきり)」とよばれる。
水洗い
水で素地・下地を洗うこと。
脆弱部
素地の劣化による強度が低下した部分。
石膏
硫酸カルシウム。無水物に水を加えて硬化させる。
石膏ボード
石膏を厚紙でサンドイッチした内壁材。
責任施工
施工会社の下請けでなく、自社の責任で行なう工事。
赤外線カメラ
素地の温度差を捕らえ、モルタルの浮き・漏水・クラックを調査するために用いられる。
切り妻屋根
最も単純な形式の屋根。
設計監理
設計図通りに工事が行われているかを監督して、工事の品質を確保する行為。工事管理ともいう。
設計図書
建物を建設する上で、施工や法律的な出願、契約などに必要な図面や仕様書の総称。一般図、詳細図、構造図、設備設計図、外構図、仕上表、仕様書などからなる。
節止め
マツやスギなど木材の種類によっては節からヤニが生じて塗装の仕上りに悪影響を及ぼす場合があるので,それを抑止する下塗りを行うこと。ヤニ止め処理。
洗い出し
コンクリート等の表面を硬化前に水で洗い骨材を出す工法。
素地
塗装対象の金属、木部、コンクリートなどの被塗面をさす。塗装工事以外では一般に下地という。
素地調整、素地ごしらえ、下地調整
塗装のため、塗装対象素地面を、塗装の仕上がり、塗膜の耐久性を配慮して整える工程をいう。汚れや付着物の除去から、場合によっては吸い込み止めのためのシーラー塗り(下塗り)、パテかい、パテ付け含め称する。塗り替えの場合特に重要。
組立足場
予め一定の形の物を使用時に組立て使用する足場。
層間剥離
塗料を塗り重ねた時、その塗膜の間で剥離すること。
相溶性
樹脂または塗料が、お互いに溶け合う性質。
窓台
窓の下枠。
装飾性仕上塗材
吹付け,コテ塗り,ローラー塗りなど,様々な塗装方法による模様付けが可能な塗料。製品としては,「ジョリパット/アイカ工業」「ベルアート/エスケー化研」など。広義では,天然石や陶磁器の粒を混入して石張りに似せた表情に仕上げる「石材調仕上塗材」(せきざいちょうしあげとざい)も含む。「セラグラニー/山本窯業」「エレガンストーン/エスケー化研」など。
増塗り
仕上りや耐久性の観点から,下地が透けやすいエッジ部などを,ほかの部分よりも1回余計に塗っておくこと。
促進剤
ある反応を早くするための添加剤。
足場
工事を行なう場合の仮設作業床、従業員の通路などの目的で構成された木製または鋼製の仮設物。本足場、一側足場、吊足場などの形式がある。
足場板
足場に用いる板材。
多彩模様塗料
仕上りが単色でない塗料で,1つの缶の中に数色が混じらずに存在しているものと,別々の缶に入った2色の塗料を同時に吹き付け塗装することが前提にされているものの2種類がある。中でも,細かく砕いた石や陶磁器を着色成分として用いたものを石材調仕上塗材(せきざいちょうしあげとざい)とよばれ,セラミック塗料と称される場合もある。製品としては「ゾラコート」「ペリアート」「シグマルト」「スキン」「エレガンストーン」などがある。
打ち継ぎ
コンクリートを一度に打たずに時間をおいて打つこと。および、その継ぎ目。
打ち継ぎ目地
打ち継ぎ部では付着性が悪く、後日クラックが発生するため予めこの部分をコーキング材で目地処理しクラックを防ぐ。
打ち放しコンクリート
コンクリート面にモルタルやタイルなどの仕上げをせずに、型枠をはずしたままの表面を仕上げとする。
打継ぎ〔コールドジョイント〕
既設コンクリートに接続させてコンクリートを打つこと。または、コンクリート打ち作業の中絶によってできるコンクリート構造体の継ぎ目。
打診
物を叩き、その時の音などで判断すること。
打接
型枠の中にコンクリートを流し込む行為。
打放し
コンクリートを打ち込んだままで、特別の装飾仕上げを施さないコンクリート素面仕上げを指す。
耐久性
素材が本来あるべき性能を長期にわたって維持する性質、あるいはその程度。
耐候性
紫外線、雨などの外的な劣化因子の影響で、素材が示す物理的、化学的な劣化に対する抵抗性。
耐水性
塗膜の水に対する抵抗性。試験板を一定温度の水に一定時間浸漬して試験する。はがれ・ ふくれ・軟化・白化などを調べる。
耐用年数
塗膜の性能が持続する期間。
退色
紫外線などの影響で顔料が劣化し、色が薄くなること。
大庇
建物の庇(雨避け用の片流れの小屋根)で最上部の大きな部分。
大平板
スレートの平らで、原寸のもの。
脱気工法
防水工事で、素地の中の水蒸気がふくれなどの悪影響を及ぼすので、それを外部に出すことができる工法。
竪樋
雨樋。→立て樋。
棚足場
天井を塗装するときの足場(天井の下に水平に設置する)。
単層
中塗り・上塗り、または上塗りのみの工程のうち、同一材質で仕上げた塗膜。
淡彩色
白を主体として作られた色。明度が6.5以上で彩度が高くない色。
弾性塗料
ゴムのように伸縮してヒビ割れに追従できる塗料。防水効果は高いが内部結露に弱い。
断熱材
屋根、壁に断熱を目的に使用されるもの。発泡スチロールやガラス繊維が多く用いられる。
段差修正
素地の段差を平滑にすること。新設時には、モルタル、塗替時には、ポリマーセメント系調整材や塗装される厚塗りの主材で行なわれることが多い。
段板
階段の段の部分。
中性化
本来モルタルやコンクリートはアルカリ性を帯びているが、空気中の二酸化炭素によって中性化され、内部の鉄筋が腐食しやすい環境になること。
中塗り
塗装は通常複数の工程を経て仕上げられる。下塗り用の塗料を塗ることを下塗り(したぬり),中塗り用の塗料を塗ることを中塗り,上塗り用の塗料を塗ることを上塗り(うわぬり)・トップコートという。下塗り後に,上塗り用の塗料を2回塗る仕様の場合には上塗りの1回目を中塗りとよぶ場合がある。また,仕様によっては下塗りを2回行う場合や中塗りを2回行う場合もある。
柱
屋根・梁・床を支える垂直な部分。
注入補修
ひび割れや浮きなどによって生じた空隙に、樹脂やスラリー状のセメントを注入して補修・改修すること。
丁番
蝶番=ちょうつがいのこと。
朝顔
朝顔養生といって、仮設足場を使用時、落下物に対する保護を目的として設ける斜めにつきだした防護棚。
調色
複数の色を混合して任意の色の塗料を作ること。建築塗装の場合,通常は「白」「黒」「赤錆色」「黄土色」「紺」の5色を混合して作れる色が用いられることが多い。「レモンイエロー」「サーモンピンク」「ワインカラー」「紫」などは,彩度の関係で,前記の5色からでは作れないため,建築塗装業者からすると特殊な色となり,彩度の高い原色が必要となるか,塗料メーカーに特注することになる。缶単位で必要な場合には,塗装職人が調色して作るのではなく,色見本の番号等で塗料メーカーに指定して発注する。塗装工事の価格は白に少量の原色を加えて
追加工事
初期の工事範囲とは別に発注される工事。
坪
土地や建物の面積の単位。1 間平方。曲尺で 6 尺平方。1 坪は約 3.306平方メートル。畳に置き換えると2帖分の広さのこと。
吊り足場
本体から懸垂して架設される足場、橋梁の塗替などに使用される。
低汚染形塗料
雨筋や埃等の汚れが付きにくい塗料。
鉄筋コンクリート
コンクリート中に鉄筋を組み入れたもの。引っ張り強度に強い鉄筋と圧縮強度に強いコンクリートで補強を図る。
鉄筋爆裂
コンクリート中の鉄筋が錆びることで体積が膨張して、コンクリートがはがれてしまう現象のこと。
鉄筋露出
コンクリートが中性化すると鉄筋の防食効果が無くなり鉄筋が発錆し、その膨張によりコンクリートが欠落し鉄筋が露出する。
鉄骨鉄筋コンクリート
柱・梁を鉄骨で組み、その周囲に鉄筋コンクリートをかぶせて一体構造にした建築工法。
鉄骨鉄筋コンクリート
鉄筋コンクリートに鉄骨を併用した高層住宅用工法。
天端
上端の面。
電食
異種の金属の接触や、地中の金属が迷走電流などにより腐食すること。
塗装仕様
塗膜診断の後、適切な塗装システムを提案する。塗り回数、膜厚,塗料の種類等が表形式でまとめられている。
塗装条件
塗装条件的に、一般的塗料は、摂氏5度以下、湿度85%以上では塗装しない。
塗付量、所要量
性能・仕上げを発揮するには最低限必要とする量を塗付量(一般にkg/m2)と言う。これにロス見込み量を上積みした物が所要量(kg/m2)で吹き付け工事で用いる。塗坪m2/缶は施工業者の見積もり目安の為用いり、塗付量は接着剤などで用いる。
塗膜
塗料を塗ることによってできる膜を塗膜とよぶ。
塗膜防水
塗料による防水工法。→シート防水、アスファルト防水。
凍害
コンクリートや塗料が乾燥過程で低温になり、正常に硬化しないこと。建物の壁面に含まれる水分が外気の低温にさらされ、凍結し壁が破壊されること。
唐草
トタン屋根,カラーベストコロニアル屋根の場合は,先端部分の垂直の細いトタン部分。
塔屋
屋上にでた小屋(高架水槽やエレベーター機械室などがある)。
棟
屋根の頂上部。この部分がトタンの場合には「棟包み板金(むねづつみばんきん)」とよぶほか,「笠木(かさぎ)」とよぶこともある。
豆板(=ジャンカ)
コンクリートの欠陥を指す言葉で、モルタルや砂の量が少なく、部分的に粗骨材が多く集まった個所。
踏み面
階段の歩く面。
透け
塗装した時、下地を完全に覆い隠せず透けてみえること。→かぶり。
透湿性
塗膜が湿度を透過する性質。
特記仕様書
一般仕様によらず特定の仕様について示した文書。
凸部押さえ
吹付した凸部を押さえ少し平滑にすること。→ヘッドカット。
内部結露
建築物の構造体の内部に生じる結露。表面結露に対して使われる言葉。
難燃材料
建築基準法に定める建築用の部材で初期火災で著しく燃えず、有害ガスを発生せず、大量の煙を発生しない材料(難燃合板・石膏ボード・ビニル壁装材など)。
入り隈
凹んだ隅。→出隅。
濡縁
和室の窓の外側に設けられることが多い台。本来は木製で無塗装であるが,塗装仕上げの場合やアルミやプラスチック製のものもある。
破断箇所
引っ張り試験で剥離した部分。
破風
日本建築で屋根の切髪についている合掌型の装飾板。また、その破風板のついているところ。
剥離
はがれ。
剥離剤
既存塗膜(旧塗膜)を剥がすために溶解・軟化させる薬品。用途によって,多くの種類がある。
白亜化
「チョーキング」ともいう。塗料が劣化により粉化して,手で触ると粉が付く状態。塗装の劣化の目安。
白化(ブラッシング)
塗装後,乾燥中に湿度が高い場合や水がかかった場合に塗膜が白っぽく変色してしまいツヤがなくなる現象。冬の午後2時過ぎに屋根を塗装した場合などに生じる。塗装職人は白化とはいわず,「かぶる」「かぶった」という。
白華(エフロ、エフロレッセンス)
コンクリート表面にしみ出して結晶化した白い物質。水酸化カルシウムや硫酸塩などが、ひび割れなどを通じて水に溶け出し、空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムになり、析出することで生じる。
白色セメント
酸化鉄を少なくした白いセメント。
爆裂
コンクリートのひび割れなどから雨水や二酸化炭素が進入し、鉄筋の腐食により周囲のコンクリートが押し出され、鉄筋が表面に露出する現象。
発泡
泡がでること。
皮すき(スクレーパー)
胴片に焼刃をつけ、ケレンに用いる工具のこと。鋼帯版を曲げて焼刃をつけたものがスクレーパーである。ケレン手工具として使用されている。
被り厚さ(鉄筋の)
鉄筋コンクリートのコンクリート表面から鉄筋の表面までのコンクリート厚さ(かぶり)。通常20〜40㎜である。
非破壊試験
物を破壊せずに、強度や内部の劣化状況などを検査・調査する方法。
鼻かくし
軒先で、たる木の端をかくすために取り付けられた横 板。
表面含水率
コンクリートの含水率のこと。
表面水分計
含水率の測定機器。=ケット式の物が一般的。
不同沈下
建物の基礎の沈下が各位値で異なること。
不燃材料
建築基準法に定める建築用の部材で通常の火災では燃えず、煙を発生しない材(コンクリート・スレート・鉄など)。
不陸
素地が平坦でないこと。
浮き
タイルとモルタル、モルタルとコンクリート構造体などの境界面で接着不良に起因して隙間が生じ、部分的に分離した状態。
風化
塗膜が劣化すること。=かなり著しい状態。
複層
下塗り・中塗り・上塗りと組成の異なった塗料を塗り重ねて仕上げた塗膜。
壁式構造
壁の組合わせによる建物の構造。
別途工事
本工事とは別に発注される工事。
変色
色が変わること。
変性シリコン
ポリエステル系樹脂にシリコン系反応基を付加させたもの。建築では主にコーキング材に使用される。
変退色
紫外線などの影響で、塗膜の色が薄くなったり、変化すること。
片足場
片側のみの簡単な足場。
片廊下
片側のみに居室を設け、片側は廊下になっている構造。集合住宅の建築様式。
補修
劣化した建築物の部分の性能や機能を、実用上支障のない状態まで回復させること。
抱き
窓や出入り口などの開口部の縦の側面。
抱き足場
一側足場の一種で、布丸太で建地丸太を挟んで二重に取り付けた足場のこと。
飽和湿度
ある温度の空気に最大含まれる水分量。
暴露試験
屋外に試験体を暴し、その変化を調べる実験。
膨潤
物が、水・溶剤・薬品などに浸され、ふくれること。
防火塗料
建物の内部の木材が初期火災で燃えないようにする塗料。
防錆塗料
さび止め塗料。
防水
建物に水が侵入しないようにすること。
防水モルタル
庇・屋上・床などの面にモルタルにエマルションを混合して施工する防水材。
防水材
屋上の防水層に用いられる素材の代表的なものにはアスファルト防水、シート防水、塗膜防水がある。この他にもモルタル防水もある。
防腐剤
木材の防腐、防虫及び防かびを目的とした薬剤。水回りに用いる木材に多く使われる。
本足場
枠組みのある足場。
磨耗
塗膜の擦り減り。
磨耗試験
塗膜の擦り減りの程度を評価する方法。
無機
無機化学または無機化合物の略。一般的にはセメント系をいう。
明度
色の明るさ。
面格子
裏を板張りした格子戸。窓の外の格子部分。
面台
窓などの下の水勾配のある部分。
面調整
一般に塗装下地を塗装に適した状態にすること。
木口
木材の木目に直角な切断面。
木材保護着色塗料
WP(ウッドプロテクション)ステインともいう。表面に塗膜をつくらず,浸透させるタイプの木材専用塗料のこと。防腐防虫効果を有したものと,そうでないものがある。製品としては「キシラデコール」や「オスモ」が有名。
目違い
本来は木材の接合方法。建築の俗語=段差があること。
目止め
塗るものの表面が粗い場合や,木材やALCのように微細な穴がある素材の場合に,その表面を埋めて平滑にすることをいう。
目視
目で見て判断すること。色・艶・パターンなど。
目地
レンガ・ブロック・タイルやボードをはり合わせた時に生じる繋ぎ目。
目潰し
すき間をうめること。または塗装の際の目止めを施すこと。
野丁場(のちょうば)
まち中の仕事場のことをまち丁場というのに対して、それ以外の大型工事現場のこと。
役物
建築材料で普通成型材でない変形品のこと。
薬品洗浄
特殊な薬品で洗浄すること。マンションの場合は主にタイルの外壁の洗浄に用いられる。
油性コーキング
顔料と油類を混ぜたコーキング材。経時で固くなり性能は良くなく、現在はあまり使用されていない。
有機(ゆうき)
有機化学または有機化合物の略。
有機顔料
有機化合物で独特の発色を示し、水に溶けないもの。
溶剤
塗料を希釈する(薄める)液体のことを「溶剤」という。一般には「シンナー」を指し,各塗料に応じた多くの種類がある。汎用のシンナーで希釈する塗料もあれば,その塗料専用のシンナーが設定されている塗料もあり,組合せを誤るとゼリー状に固まったり,分離したりするなど,トラブルが生じる。
窯業系サイディングボード
主原料としてセメント質原料及び繊維質原料を用いて板状に成形し、養生・硬化させたもので、主として建築物の外装材として用いる。主原料は大きく結合材(セメントなど)、補強材(繊維など)、増量材(シラスバルーンなど)の3つに分かれる。
踊り場
階段の中途の踏み板を広くして、足休めとした所。
養生
施工中の粉塵やミストによる汚れ、キズ防止の為にシートやフィルムなどを用い、保護する作業を指す。
養生期間
養生が終了するまでの時間。
陸屋根
勾配の無い平坦な屋根。
梁
柱と柱の間の横になっている部分、部材。
劣化
建物のいろいろな箇所が年月が経つにつれて傷んでくること。
劣化診断
仕上げや躯体の劣化を把握するため、目視、試験などを行い、劣化の程度を判断する行為。
露出防水
アスファルト防水で押さえ、モルタルを施さないもの。非歩行用。
漏水
雨漏り、水濡れ。雨水が何らかの原因で建物内に浸入すること。
歪
応力により変形すること。
攪拌機
塗料を攪拌する時に使用する機器。→電動・エアー駆動がある。
撥水性
表面に水をはじく性質を与える塗料(シリコン系の塗料など)
斫り
表面を少しずつ砕いて、削りとること。
瑕疵
傷・欠点の意味=瑕疵補修。
褪色
色あせ。塗膜の色が自然環境の影響で変わる。
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